5日目
テントから出るとフライシートが濡れていた。
夜中に雨が降ったらしい。
乾くのを待つ間、近所を散歩することにした。
自転車で5分ほど走ってオロンコ岩に到着。
階段があり上まで登ることができる。(激坂)
眺望はかなり良かった。
キャンプ場にもどって朝食作り。
メニューはセコマで買ったじゃがバター。
小ぶりだが美味しかった。
朝食後はテント撤収。
まだ少し濡れていたが気にせずパニアに突っ込んで出発。
国道334号を走る。
途中、オシンコシンの滝に寄ってパシャ。
その後は国道を逸れて、天に続く道へ。
いい眺め。
道を端まで走ったのち、国道334号に戻る。
そのまま斜里へ。
駅前のオジロワシ像パシャ。
ついでに近所の道の駅で空気入れを借りた。
今度は国道244号で網走へ。
気温が高いうえ、太陽を遮るものが何も無い。
暑さに参りながら、なんとか道の駅はなやか小清水までたどりつく。
敷地内のモンベルで商品を選ぶフリをしながら涼んだのち、昼食。
汗を大量にかいたので、ラーメンで塩分を補った。
少し食休みして走行再開。
灼熱の国定公園をダラダラ走る。
平坦だけど辛い。
延々と走って網走到着。
網走駅前を通り、道の駅へ。
流氷サイダーを飲む。ヌルい。くっそ。
そろそろ今夜の宿を決めないと。
近くにいくつかキャンプ場がある。
が、そろそろモバイルバッテリーの充電が底をつく。
悩んだ結果、機器充電のためホテル泊を選択。
じゃらんで北見に安宿を発見したので、そこに向かうことにした。
海沿いを離れて内陸へ向かう。
強烈な向かい風。
負けないように目一杯踏む。
するとリアディレーラーに違和感が。
あわてて道の駅メルヘンの丘めまんべつに寄る。
(道の駅に寄ってばっか……)
自転車確認。
クイックリリースレバーに共締めしたリアキャリアのブラケットが垂れてディレーラーにぶつかっていた。
工具でブラケットを締め直す。
危うくリアディレーラーぶっ壊れENDになるとこだった。
走行再開。
メルヘンの丘を通過。
美幌通過。
さらに風が強くなる。
もう無理。限界。
そう思った時、ようやく北見の看板登場。
助かった……。
北見は思いのほか都会だった。
大通りを車に気をつけながら走る。
合宿の団体名を張るボードの余白が寂しい。
少し裏路地に入ってホテル到着。
こじんまりとしたアットホームな施設。
接客が温かくて嬉しい。
充電。シャワー。その後は洗濯。
やることが多いのでテキパキ動く。
服を乾燥機にかけている間、晩飯のため町に向かう。
ファミレス、居酒屋、ファーストフード。
いろいろあったが、サラダバーのあるチェーン店へ。
しばらく野菜を食べていなかったので。
大量に野菜を食ってホテル帰還。
ビールを飲みながら天気予報を確認。
致命的な天候の悪化はなさそうで一安心。
その後、久しぶりの布団で深い眠りに落ちた。
(つづく)