デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

北海道に行ったこと(2021年夏 ツールド道南)-3

 

3日目


テントを片付け朝食作成。

f:id:tagokem:20210825164522j:plain


メニューは昨晩同様 水で戻したアルファ米
だってライターないんだもん。
豚汁とコーヒーも水で溶かした。

あっという間に朝食を平らげ走行開始。
森進一の襟裳岬を聴きながら南へ向かう。
途中トレラン軍団とすれ違った。
何かのイベントかな。


特に苦労もなく襟裳岬に到着。

f:id:tagokem:20210825164613j:plain


さっきまでの快晴はどこへやら。
濃霧が立ち込めて何も見えない。
先端までいったがやはり何も見えず。
アザラシ見たかったなぁ。

f:id:tagokem:20210825164702j:plain

f:id:tagokem:20210825164715j:plain

散策の後は売店で到達証明書をゲット。
ついでに昆布ソフトなるものを食う。
今まで食ったご当地ソフトで一番イマイチだった。

f:id:tagokem:20210825164904j:plain

f:id:tagokem:20210825164731j:plain
昆布パウダーが大量にかかっている



走行再開。
海沿いを北西に向かって走る。

店が点在しているので精神的にかなり楽。
ただ観光地はない。
特に見るものもないのでひたすら走り続ける。

f:id:tagokem:20210825165007j:plain


襟裳岬を離れると次第に空が晴れてきた。
海がめっちゃきれい。

f:id:tagokem:20210825165046j:plain

様似町イン。
アポイ岳ジオパークがあったので撮りまくる。
ブラタモリ大好きなもんで。

f:id:tagokem:20210825165446j:plain

f:id:tagokem:20210825165145j:plain

f:id:tagokem:20210825165601j:plain


調子に乗って撮り過ぎた。
でも大満足。

走行再開。
競走馬の産地である新冠町や、数年前の地震で大きな被害を受けた厚真町を抜け、苫小牧イン。

f:id:tagokem:20210825165734j:plain


フェリー乗り場前を通過して市街地に向かう。
少し探すと……あった。
サイクルベースあさひ
前日にパンクしたのでチューブを買った。
北海道でスポーツ自転車を扱う店は貴重だ。
予備はまだあるが、買えるときに買っておきたい。

空気も補充してもらい出発。
今度はすぐ近くのみよしので晩飯。
みよしのの餃子うまいよー。

f:id:tagokem:20210826060419j:plain


満腹。お次は風呂屋へ。
更衣室のテレビでは五輪の閉会式が流れていた。
盛り上がっているのか よくわからない。
でもコロナ禍で五輪をやりきれたのはすごいと思う。

湯に浸かること30分。
風呂からあがるとテレビが今度は大雨情報を伝えていた。
本州がエラいことになっている。
てか明日は道南も降るらしい。

うーん困った。
明日は洞爺湖でキャンプしたかったが厳しそう。
というか絶対無理だろう。

しばらく考え、室蘭の親戚を頼ることにした。
親戚に電話。事情を話す。
これで明日の心配はなくなった。

やる事はすべて終わったのでネットカフェへ。
フラットシート席で朝まで爆睡した。

 

4日目

起床。
幸いまだ雨は降っていなかった。

 

海側にでて海鮮屋を探す。
マルトマ食堂は休業中だったのでみなと市場へ。

f:id:tagokem:20210825172058j:plain

f:id:tagokem:20210825172306j:plain


ホッキうまい。

コンビニで飲み物を買って移動開始。
海沿いを走って室蘭を目指す。
昨日までと違ってトラックが多い。
事故らないよう慎重に走る。

 

f:id:tagokem:20210825172442j:plain


曇天のせいで景色はイマイチ。
ウポポイなどの施設もあったが営業時間外。
残念だがスルーした。

登別、鷲別を抜けて室蘭市街地イン。

雨はまだ降っていない。
予報より雨雲が遅いようだ。
もったいないので地球岬に寄ることにした。
そして後悔した。

坂、坂、坂。この度一番の斜度。
車が多くて蛇行で負荷を散らすこともできない。
ペダルをぶっ壊す勢いで踏みまくる。

f:id:tagokem:20210825175018j:plain


なんとか押し歩きせずに地球岬に到着。
思わず雄叫びをあげてしまい警備員に笑われた。

展望台にあがり太平洋を眺める。
地球の丸さがよくわかる。
晴れていたらもっときれいなんだろうなぁ。

f:id:tagokem:20210825172428j:plain


反対側に周り、今度は内陸側を望む。
測量山白鳥大橋がみえる。
あの橋を渡れば親戚の家がある。
そろそろ出発しようかな。

白鳥大橋は自転車ダメだよ」

声をかけてきた観光ガイドが言い放った。
まじかよ。
親戚宅への遠回りが確定した。

どうせ遠回りするなら派手にするか。
そう考えて金屏風に向かう。
が、それも速攻で終わった。
警察が規制線を張っていたからだ。

f:id:tagokem:20210825172638j:plain


どうも崖の下に人が倒れていたらしい。こっわ。

「30分後か、もっとか、いつ解除か分からんねー」

警察官が申し訳なさそうに言う。
お仕事ご苦労様です。

これ以上遅れると親戚宅に着く前に雨が降ってしまう。
残念だが往路と同じ道に戻って親戚宅へ向かった。
大荷物で激坂ダウンヒルこええぇぇ!

なんとか降雨前に親戚宅、到着。
晩飯を食いながらガキの頃のクソエピソードを蒸し返されまくったのち、4日ぶりの布団で泥のように眠った。


5日目

大雨。
函館ほかで土砂崩れとのことで、親戚宅に延泊決定。
北広島でおばのドコモガラケー楽天モバイルに変更してきた。
(室蘭には契約できる場所がなかった。電波はあるのに)


 

6日目

雨は止んだ。
天気予報も問題なし。よっしゃ。

親戚宅に礼を言って出発。
国道37号を西に向かう。
途中の展望台で白鳥大橋パシャ。

f:id:tagokem:20210825172955j:plain


室蘭を出るとアップダウンが増えてきた。
が、ブルベのヒルクライムほど辛くない。
疲労を溜めないように一定のリズムで坂を上る。

虻田イン。

道の駅で噴火湾を眺めながらアイスを食べる。
あぷた、あぶた、一体どっちなんだろうね。
(道の駅はあぷた表記だった)

f:id:tagokem:20210825173028j:plain

豊頃で少し海沿いを離れる。
少し上らされたが、それほどきつくない。
橋の上から見えたる景色がきれいだった。

f:id:tagokem:20210825173051j:plain


坂を下って海沿いにもどり長万部町イン。
フラットな道を延々と走る。
海風がきつい。

f:id:tagokem:20210825173600j:plain


そろそろ昼食を取りたいがめぼしい店がない。
とかいって選り好みしてたら店自体が無くなった。
またやらかした。
結局、道沿いあった普通の定食屋でトンカツを食べた。

f:id:tagokem:20210825173615j:plain


八雲町イン。

ここでキャンプしようと思っていたがハイペースで到着。
函館まで行けちゃいそうなのでスルーした。

森町を抜けるとルートは海から山へ。
坂が続いてしんどい。
というか速度が落ちるとアブがたかってキツい。

なんとか坂を上り切って大沼公園を通過。
途中にあったラッキーピエロにイン。
行列に加わって有名なバーガーを食べる。

f:id:tagokem:20210825173726j:plain

f:id:tagokem:20210825173813j:plain


うん、うまい。


走行再開。七飯町に突入。
日が暮れつつある市街地を駆け下りる。

そして。

どっぷり日が暮れた頃、函館に到着した。

f:id:tagokem:20210825173937j:plain


観光客と路面電車の間を縫いながら宿を探す。
が、目星をつけていたライダーハウスが見つからない。
地図では到着してるのに。

仕方ないのでライハは諦め。
じゃらんアプリでホテルを検索。
駅前3500円で朝食つきの有料物件があったので飛び込んだ。

f:id:tagokem:20210825173955j:plain
pekoさん謹製のロードバイク靴下を履かせて室内持ち込み


充電、シャワー、洗濯などなど。
一通りの作業を済ませ、市内で晩飯。

イカジンギスカンを楽しんでホテルに帰還。
ニュース、天気をチェックして就寝した。


(つづく)


f:id:tagokem:20220415191528p:plain

f:id:tagokem:20220415191757p:plain

f:id:tagokem:20220415191537p:plain

f:id:tagokem:20210825174011j:plain
函館駅周辺の賑わい

f:id:tagokem:20210825174206j:plain
出前一丁よりイマイチな塩味でびっくりした

f:id:tagokem:20210825174420j:plain
襟裳岬付近の様子。伐採と強風で砂漠化しかけたが、人の手でここまで回復させたらしい。すごい。