今治駅から尾道駅までは76km。
看板が言っているから間違いない。
駅前のローソンで飲み物を買って出発。
路面のブルーラインに沿って北上する。
しまなみ海道の自転車コースにはブルーのラインとピクトグラムが描かれている。
これを辿っていけば地図が無くてもゴールまで走れるという寸法だ。
ブルーラインはめちゃくちゃ便利。
ただ、便利すぎちゃって。
「別ルートを走ってみようかな」と思っても結局ブルーラインに従ってしまう。
ブルーラインの魔力おそるべし。
「だんだん」前を通過。
尾道→今治の時にゴールの目印にしている店だ。
「だんだん」を過ぎるとしばらく上り坂が続く。
キツくはないが朝イチで体が動いてくれない。
なんとか糸山を上りきって来島海峡大橋に到着。
朝の来島海峡は初めて。なんか新鮮。
景色を撮ろうと思ったが朝日の反射がキツくてやめた。
復路で撮ればいいか。
海峡を結ぶ三つの橋を越えて、大島イン。
大島は海沿いのコースがほぼ無いためダラダラ走る。
初クロモリ、初ランドナー。
分かってはいたが速度は出ないものなんだな。
とか思っていたら峠に入ってた。
先に言ってくれ。
峠を下って海沿いに出ると、大島・伯方大橋が登場。
しまなみ海道の橋は全て高い位置にある。
当然、島を渡るごとにアップダウンあり。
地味に足が削られてツラい。
橋の上で停車。
ちょうど眼下に見近島キャンプ場があった。
見近島は徒歩〜125ccでしか降りられない。
キャンプ場へのアクセスも必然的にそうなる。
真冬に見近島でキャンプする人がこんなにいるとは。
キャンプって本当に流行ってるんだなぁ。
眼下にならぶテントを見ながら感心した。
橋を渡り切って伯方島イン。
島に入ってすぐの道の駅に到着。
ここの伯方の塩ソフトは絶品。
ただ、今回はレモンソフトを選択。
爽やかな酸味がめっちゃうまい。
塩ソフトより好きな味。
汗とソフトクリームで体が少し冷えてしまった。
風邪をひく前に走行再開。
橋を渡って大三島イン。
柑橘畑を眺めながら坂を下る。
大三島はしまなみ海道で一番大きな島。
有名な神社や海鮮屋などがある。
が、それらを無視して道の駅へ。
四国一周プロジェクトを完走した際に記念品の引換券が送られてきた。
その交換所が大三島の道の駅にあるとのこと。
前回来た時は真夜中で交換できなかったので、今回改めて訪れたという訳だ。
受付に引換券を提出。
記念品ゲット。
特製コラムスペーサー。
今度ステムをいじる時につけよう。
記念品をもらった後は敷地内にあるサイクリストの聖地碑前でパシャ。
何度も撮ってるけど、来たらやっぱり撮りたくなる。
その後は多々羅大橋へ。
橋の上には県境の表示がある。
ここもやっぱり撮ってしまう。
橋の上で県をまたいで、生口島イン。
生口島は二度目のしまなみ来訪時に泊まった島だ。
その時泊まった民宿の娘が変な人だった。
「着替えてる」つってんのに部屋に入ってきたり（部屋には鍵がない）、飯の間ずっとテーブルに居座って他の客の愚痴を言ったり。
そんなクソ体験のせいで生口島にはあまり良いイメージを持っていないが、ここには国産レモン発祥の地やドルチェ、平山都夫美術館、耕三寺などたくさんのスポットがある。
変な宿に泊まらなかった人は楽しく過ごせる島だと思う。
生口橋を渡って因島イン。
ここで有名な「いんおこ」を食べるつもりだった。
が、ダラダラ走りすぎたせいで残り時間が若干不安に。
フェリーに乗れなくなっては困るので泣く泣くスルーした。
（耕三寺も寄りたかったが同じ理由で諦めた）
いんおこは無理だが腹は減っている。
少し考えて、因島大橋の近くにあるはっさく屋に寄り道。
はっさく大福ゲット。
酸味ばっか食ってるけど、おいしいから全然OK。
座って食ってたらケツに根っこが生えた。
仕方ないので少し休憩することにした。
（長くなったので分けます……）
生口島にあった怪獣レモンのモニュメント
