デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

志賀高原を走ったこと


志賀高原を走ってきた。

車で走ったことはある。
自転車でも長野側から訪れたことアリ。
ただ、その時は所用で途中リタイヤした。
なので今回は改めて「自転車で国道最高地点までいく」を目標に挑戦してきた。

今回は草津側からアタック。
山梨からの帰りのついでだったので。

草津温泉に車を乗り捨てて、レッツスタート。


快晴。
ただ気温11℃。
風は台風並み。
めちゃくちゃ寒い。

スキー場を横目にひたすら坂を上る。
この辺りは木が多くて景色は楽しめない。
途中、対向車が超厚着で自分の装備が不安になった。


しばらく走っていると殺生ゲートに到着。


ここから先は殺生河原。
荒涼とした景色が美しい火口地帯だ。


ただ、残念ながら付近一帯は駐停車厳禁。
(火山性のガスが発生している地帯のため)
立ち止まらずに走り抜ける。


殺生河原を通過すると視界が開けてきた。


開放感があって楽しい。
が、風を遮るものがない。
爆風で崖から強制下山させられかけた。
(マジで怖かった……)

いくつか展望用の駐車場があったが、止まると体が冷えるためパス。
そのまま上り続ける。

白根山頂に到着。
噴火レベルと立入禁止を呼びかける自動アナウンスが流れている。
まだ収まってなかったのね。

そのまま走り、万座温泉方面との合流点を通過。
分水嶺の碑をすぎたころ雪の回廊に到着。
ベストシーズンなら身の丈以上に雪がある場所だが、今回はGW過ぎということもあり雪はほとんど残っていなかった。残念。


雪の回廊を抜けるとハンドル振動が急増。
これはまさか。
自転車を降りてチェックする。
前輪がパンクしていた。
くそが。

さすがにここで修理は難しい。
スペースないし、 雪あるし。
なにより風が強い。
荷物を出したら全部吹っ飛んでしまう。

スマホで地図を確認する。
頂上まではあと少し。
そこには風を避けられる建物もある。
仕方ないので歩いて進むことにした。

防寒着を着て出発。
強風の中をトボトボ歩く。
しばらく進んで国道最高地点に到着。


まさか徒歩で訪れるとは。
なんとも締まらない話である。
到着の瞬間もアクションカムの電池切れてて撮れなかったし。

なんの達成感も感じないまま更に歩いて渋峠ホテルに到着。
県境パシャ。


気温3℃。
ゲレンデに大量のスキー客。
寒くて当たり前だ。
文句言う俺が間違ってた。



パンク修理をしたかったが、寒さが限界。
このままでは倒れてしまう。
暖を取るため、先に昼食をとることにした。

渋峠ホテルの食堂イン。
醤油ラーメンあったかい……。
あまりの寒さで写真撮るのも忘れてガッついた。

その後、ホテルの裏で風を避けながらパンク修理を開始。
手が悴んで力が入らない。
タイヤレバーを何度も落っことす。
それでも何とかチューブを交換して修理完了。

ダラダラ修理していたら、いよいよ体温が低下してきた。
これ以上ここにいたらぶっ倒れそう。
やることもないし さっさと帰ろう。

ダウンヒル開始。
が、頭が寒くて速攻で立ち止まる。
手ぬぐいキャップでは冷気を抑え切れないようだ。

頭部の過度な冷えは頭痛につながるため対策したい。
ただ、こんな事になると思っていなかったため防風インナーを持ってきていない。
代用品を探して荷物を漁る。
モンベルのULウインドブレーカーを発見。
どうせダウンヒルで汗かかないし これでいいか。
丸めてヘルメットの内側に詰め込む。
寒さは劇的に改善した。やったー。

気を取り直して一気に下山。
あっという間に草津温泉に到着。

志賀高原クライム、終了!


その後は草津温泉に入湯。
寒さにヤラれた手足のしびれはいつまで経っても取れませんでしたとさ。


(おわり)



国道最高地点からの眺め。……なんも見えん。

下山時に撮った雪の回廊。雪すくなっ!