デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

D-604のインプレと気づき点のこと


ブログの閲覧数が妙に上がった。
D-604の新色が出た影響か。

自分がD-604を購入検討していた時、一般人の情報が少なくて苦労した。
なので今回は自分が半年間乗って感じたことや注意点などをご紹介。
D-604を検討している人の一助になれば。
(専門的な説明は一切ありません)

 

感想

少し重い

きちんと計量してないけど、アルミやカーボンに比べるとやはり重い。
走りに重ったるさを感じるわけではないが、輪行時などにちょっとしんどい。

30km/h巡行は厳しい

シクロワイアードでも言ってたけど30km/h巡行はやはり厳しい。

ブルベが染み着いた自分の走り方で25km/h前後。
なのでグループライドしたい人はD-604でなくロードバイクを勧めたい。
D-604だと周りの速度にちょっと合わせにくい。

反応がよく加速しやすい

もっさり感なし。
BBハイトなどジオメトリのおかげかな。
カーブ後の再加速時など、思った通りに加速してくれるのでストレスがない。

振動はマイルド

素材が振動吸収にどう寄与するか自分にはよく分からないが、D-604に乗ってから振動を感じにくくなったのは確か。
CAAD8はふにゃふにゃスポークのAL22を履いているため普通のアルミロードより突き上げは少ない方だが、D-604はがちがちスポークの固いホイールでもCAAD8より振動が丸く感じられる。

600kmブルベでも無理せず完走できる

体重90kg弱、ブルベと旅行以外ではほぼ自転車に乗らず運動もしないおっさんでも600kmブルベを完走できた。
BRM423近畿600kmではパンク2回に快活クラブで3時間くらい仮眠したけど39時間以下でゴールした。

その他、AR中部の坂バカブルベも完走できたし、日本橋1000もスマホ紛失でDNFするまではホテルや快活クラブ仮眠しつつも制限時間内をキープできていた。

専門的なインプレはできないけど人柱として「あーデブのおっさんでもブルベを完走できるフレームなのね」と思っていただければ。

気づき点

チェーンステー保護について

チェーンステー形状が曲線なので保護シールを貼るとすぐに浮いて剥がれる。
また、布などを巻くタイプのプロテクターもぴたっとフィットはしにくい。
売店やメーカーなどに相談したところ「バーテープや不要になったチューブを巻く」「巻かない」などを勧められた。
これについては自分も未だにベストな方法を模索してるので、名案をご存知の方はぜひ教えてください。

曲線がかったチェーンステーなのでシールを貼ってもすぐに浮く

ロード用クランクをつけるとチェーンステーとのクリアランスが狭い

ロード用クランクは50Tなら装着可能(メーカー非推奨)だが、アウターのチェーンリングとチェーンステーのクリアランスが結構ギリギリで、チェーン落ちした時などにフレームをガリっとやる可能性が高い。というか自分はやった。
傷を防ぐために養生したいが、結束バンドを取り付けるための出っ張りやチェーンステーを窪ませた穴が周りにあってテープ等を貼りにくい。
なのでロード用クランクを検討している人はよく検討して対策を講じた方がいいし、作業するならクランクを取り付ける前をおすすめしたい。

リアランスが狭いうえ場所的に養生しにくい

 

シートクランプが後ろに出っぱっている

純正のシートクランプは後ろで締めるタイプ。
なので、当然後ろに出っぱっている。



自分はトピークの巨大サドルバッグを使用していたが、クランプに干渉して穴が空いてしまった。

現在、対策としてシートクランプを前後逆にして取り付けているが、正直あまり見栄えはよくない。
大きなサドルバッグをつける予定の人は、事前にシートクランプとの干渉確認をおすすめしたい。
特にフレームがLサイズの場合、シートポストの突き出し量がかなり少ないはずなので。(自分はMサイズ)

シートクランプが29.8mmであまり売ってない

シートクランプのサイズが29.8mm。
一般的なロードバイクより径が少し小さいため、汎用品の販売が少ない。
あっても少し高めのものが多い。

単色なので傷が目立つ

フレームが一色なので、ちょっとの傷でも結構目立つ。


色々書いたけど、結論としては「D-604はいいぞ」です。
デメリットも致命的なものはなく、工夫次第でどうにでもなるかなーと。

走りだけが目的じゃないなら、D-604はきっとあなたのいい相棒になってくれると僕は思います。


(おわり)



平谷にて