デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

中国地方を走ったこと-1


GWの前半(4/29〜5/2)で中国地方を走ってきたのでレポート。

出発


JR刈谷駅まで自走。
そこから在来線で大阪南港に移動する。


余裕を持って家を出たのに、乗り継ぎをミスって時間ギリギリ。
「あと一本でも乗り遅れたら乗船時刻に間に合わない」という緊張感の中で移動する。


駅から直通の通路を渡ってターミナルに到着。
乗船締め切り5分前。
危なかった……。

乗船手続は事前にオンラインで済ませたため、直接ターミナルの2Fに向かい係員にQRコードを提示してゲートを通過する。


その先は長い通路。
フェリーは乗り込むまでにこれがあるのが辛い。
輪行袋を抱えながらクリートシューズで必死に歩く。


何度か休憩を挟みながらようやく到着。

エントランスは、人で埋め尽くされていた。
さすがはGW。
ぼーっと立っていると輪行袋を蹴られそう。
さっさと通過して部屋に向かう。


今回もベッド部屋。
自転車は通路に置いた。

荷解き後、まずは風呂へ……と思ったが大混雑で入浴できず。
仕方ないので先にレストランに向かう。


てんこ盛り。
朝から何も無べていないため、空腹が限界。
別売りのビールと合わせてがっついた。

晩飯後、食休みしたのち再び風呂へ。
今度は空いていたのでイン。

「お一明石海峡大橋だ」

風呂場の窓から橋の灯りが見える。
これを見ると旅してるなーと思う。


風呂を出た後は売店で酒を購入。
まだ飲み足りなかったので。
ラウンジで酒を飲みながら翌日の行き先を考える。

行程が大体固まったころ眠気が襲ってきた。
そういや昨日ほとんど寝てなかった。
晩酌を切り上げ、ホイールバッグと一緒にベッドに潜り込んだ。



2日目


4時に起味してレストランへ。
大洋フェリーのキャンペーン中らしく無料だった。
ラッキー。


食後、荷物を整理していたら下船開始アナウンスが。
短い船旅を終えてフェリーターミナルに移動する。
そのまま建屋をスルーして無料のシャトルバスに乗車。
しばら揺られて新門司港門司駅に移動する。


門司駅に到着。
学生にガン見されながら自転車を組み立てて出発。

海沿いを北上して文字港レトロに到着。
わたせせいぞうパシャ。


時間が早いため店は殆ど閉まっている。
が、別に特に寄りたい場所があるわけでもない。
スルーして先へ向かう。

大きな鳥居とくぐって坂を上る。
関門海峡が見えた。


いい眺め。

少し坂を上って人道トンネルに到着。
エレベーターに乗って地下へ降りる。


通路内は乗車不可なので自転車を押し歩く。
県境パシャ。


反対側に到着。
再びエレベーターに乗って地上に移動。
地上側エレベーター前の運賃箱に20円を入れる。


下関、上陸。
何回来ても素敵な場所だなと思う。

さて、まずは磨戸市場へ。
市場を回って寿司を買う。




うっま。

その後は赤間神宮へ。
お目当ては耳なし芳一像。
前回は先帝祭&コロナ対策で見れなかったので。


ありがたやー。

赤間神宮から海を少し眺めたのち、出発。
下関駅前を通過して西側の海沿いを北上する。

下関を過ぎたら田舎になると思いきや結構栄えていた。(失礼)
強風で波は荒かったがサーフィンする人が多い。
てことは結構若い人も多いんだなぁ。

結構な暴風に耐えながら北上し続ける。
しばらく進むと分岐点に到着。
国道を離れて左へ曲がる。

のとがな田園とエグい激坂を通って到着。


本州最西端の地、毘沙ノ鼻岬。

過去に何度かこの地方を訪れているが、毎回立ち寄り忘れる。
今回こそはちゃんと寄ろうと決めていた。

歩道を歩いて岬の先端へ。
うーん、いい眺め。


走行再開。

再び北上。
相変わらず風が強い。
車やバイクが多いため運転に気を使った。

交差点を右折して国道を外れる。
10分ほど直進して目的地に到着。


瓦そば。
これも前回訪れた際に食べ忘れたので。

緑のそばを出汁に浸してすする。
むっちゃうまい。
あっという間に平らげた。

走行再開。

しばらく走っていると案内板を発見。
指示に従って道を折れる。
少し進んで到着。


角島大橋

大人気スポット。
人がめっちゃ多い。
が、過去に訪れたことがあったので写真だけ撮ってさっさと先に進んだ。

角島を離れてさらに進むと、次の目的地の案内板を発見。
指示に沿って進む。

「勾配きついやんけぇ……」

もともと坂なのに崩落による迂回で坂マシマシ。
なんとか耐えつつ目的地を目指す。


元乃隅神社に到着。
以前、山陰を訪れた際に立ち寄り忘れたため、心の残りを回収しに来た。

自転車を置いて赤い鳥居に包まれた階段を下る。
人が多くて歩きづらい。


「下まで降りたけど.....うーん」

普通の崖。
ここはきっと鳥居と景色をコミで見るべきスポットなのだろう。
クリートシューズで岩に上がるのは怖かったため、さっさと駐車場に戻った。

走行再開。
駐車場の係員に尋ねる。

「国道に出る道はどっちですか」
「あの山を越えた方だよ」


AR中部ブルベ級の坂やんけェ……!
スーパーぶつくさ言いながら坂を駆け上がる。
幸い、振り返れば海が見えるなど景色が良かったため、さほどストレスは感じなかった。

国道復帰。

「ちょっと時間が厳しくなってきたなー」

時刻は15時すぎ。
今日の宿は益田市のホテルを予約済み。
チェックイン予定は22時で、現在地は最門市の西側。
ガンガン回せば自走でチェックインできなくもない。
が、この旅行直後に1000kmブルベがある。
ここで疲れをためるのは良くない気がする。

「萩から輪行するか」

今のペースであれば日没前に萩市に到着するはず。
そこから輪行することにした。

山陰の国道を黙々と走る。
アップダウンはあるが景色がきれいで苦にならない。

しばらく走って川を越え、萩市に到着。
歴史のある施設が立ち並ぶ通りを走り抜ける。
きれいな街並み。
到着が日中だったら観光したかった。

大通りしばらく走り、右折。
まっすぐ走って到着。


荻駅。
中央の建物は旧駅舎らしい。
現在の駅舎は脇にポッンとあった。

さっそく輪行準備。
が、間に合わず電車が行ってしまった。
くっそ。

「次の電車は......2時間後て!」

18時台の次は20時台。
しかも終電。
田舎の交通事情おそろしや。

「時間がもったいないし先に飯を食うか」

そう思い地図を広げてびっくり。
近場に飯屋がほとんどない。
あっても全部休業。閉店。
マジか。
数km先にドラッグストアはあるがクリートシューズで歩く気になれず。
仕方ないのでジュースだけ飲んで我慢した。

2時間後。

電車到着。
幸いにも空いていたため、座席に陣取る。
その後は空腹を誤魔化すためにひたすら寝た。


終点のアナウンス。
集金ボックスに運賃を入れて降りる。

益田駅、到着。


駅から5分ほど走ってホテル到着。
ささっとチェックイン手続きを済ませて晩飯へ。
夜の町をさまよって飯屋を探す。
が、何もなかったため駅前で居酒屋メシをかきこむ。


食後はコンビニに寄って補給食を購入。
ホテルに戻って汗を流したのち、ベッドに潜り込んだ。


(つづく)