3日目
無料朝食を食べたのち出発。
国道8号をひたすら東へ走る。
海がめっちゃきれい。
ソーラー充電パシャ。
きつい坂はなく走りやすい。
天気にも恵まれのんびりと走り続ける。
浜田市イン。
風力発電パシャ。
山陰は自然エネルギーが盛んなのかな。
この辺りではやたらと「石見銀山」の文字を目にする。
どこまで走っても目にする石見銀山の文字に伊勢の赤福サブリミナルを思い出した。
(参考:国道167号)
黙々と走り続けて太陽が傾き出したころ、道の駅キララ多伎に到着。
「よっしゃ、あと少しがんばるべぇ」
風に負けずにペダルを回す。
左に海、右に風力発電。
めちゃ絶景。
出雲にこんな場所があったのか。
道の両脇にはオシャレ飲食店が。
こんな映えスポット、そりゃあ商売人と若者が放っておかないよね。
景色を楽しみながら更に北上する。
しばらく進むとルートは高台から平野へ。
のどかな田園の中を突き進む。
と、でかい鳥居が登場。
出雲大社の入り口だろう。
ただ工事中のため下をくぐることはできず。
迂回して先へ進む。
道の両端に風格のある建物が立ち並ぶ、おかげ横丁のような道をまっすぐ進む。
突き当りまで走り切って、到着。
今回のゴール地点、 出雲大社。
日没に間に合って良かった。
自転車を駐輪場にとめて記念撮影パシャ。
もちろん撮影失敗した。
その後は稲佐の砂浜へ。
沈む夕日をしばらく眺めたのち、出雲大社を離れる。
「あ、サイクルトレインに乗れば良かった」
一畑電車の駅前通過後にふと気づく。
でもまぁ疲れてる訳じゃないし(ゴールして気が抜けたので走るのが面倒だった)、そのまま自走で市街地に向かった。
市街地に到着。
まずは風呂屋へ。
一日中浴びまくった潮風のベタベタを洗い流す。
その後は風呂屋近くのラーメン屋で晩飯を済ませ、快活クラブで就寝した。
4日目
6時起床。
食パンを食べながら身支度を済ませる。
退店。走行開始。
東に向かって走る。
今日は愛知に帰るだけ。
宍道湖の西端にある出雲空港が目的地。
道がえっらいガタガタでこわい。
パンクしたら飛行機に乗り遅れる。
変なものを踏まないように路面をガン見する。
10kmほど走って到着。
出雲空港。
朝イチなのに思った以上に人が多い。
コロナ後のGWだなぁ。
自転車を持ってFDAの受付に行き尋ねる。
「予約した輪行箱を貸してください」
「予約はキャンセルされています」
なんでやねん。
……と思ったが何となく心当たりが。
当初、通常販売の航空券を購入した。
が、後にバースデー割の枠が空いたため予約を変更。
通常券→バースデー割券への予約変更はできないため、通常券を解約後にバースデー割を予約し直した。
おそらくその際に予約の紐付けが外れたのだろう。
輪行箱レンタルは別途の電話予約なので勝手に紐付け直してくれるものと勘違いした。
完全に自分の落ち度だ。
仕方ない、輪行袋で預けるか。
そう思っていたら。
「輪行箱ありました」
たまたま箱の在庫があったらしい。
ありがたくお借りすることにした。
「あ、これ、オイルとデータシートです」
チェーンオイルは安全性が認められたもの以外、機内に持ち込めない。
自分のオイルはメーカーがHPで安全に関するデータをPDFで配布していたため、予め印刷してしておいた。
「確認しますので少々お待ちください」
「……お待たせいたしました。申し訳ございませんがよく分からなかったので持ち込み不可とさせてください」
なんでやねん。
でもまぁここで押し問答したってどうせ勝てない。
諦めてオイルの処分を頼んだ。
2Fへ上がり、保安検査。
その後は待合いロビーで待機。
定刻を待って飛行機に乗り込む。
機内は思ったより狭めだった。
が、どうせフライトは1時間。
長旅じゃないし気にするほどでもない。
テイクオフ。
宍道湖、弓ヶ浜半島を眼科に眺めながら空の旅が始まる。
山陰からのフライトは今回が初。
見たことのない景色に写真を撮りまくる。
そんなことをしていたら、あっという間に琵琶湖を通過し、あっという間に愛知に到着。
短かったけど、楽しい山陰の旅が終了。
その後は交通機関を乗り継いで家に帰りましたとさ。
(おわり)
今年もバースデー割の粗品をいただいたがピンクofピンクだったのでどう使ったらいいか機内で頭を悩ませた