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在宅ワークを終えて電車に飛び乗る。
時間はギリギリ。
乗り換えをトチると出航時間に間に合わない。
車内で乗り換えを何度も復習する。
名古屋駅に到着。
後はあおなみ線に乗るだけ。
ここまで来ればもう安心。
……と思った瞬間。
乗客のスマホが一斉に鳴った。
宮崎で地震があったらしい。
なぜ名古屋の電車まで止まるのかと思ったが、南海トラフ地震の影響確認や地震情報によるシステム停止など、いくつかの要因があったようだ。
なんてこったい。
名古屋駅からの自走が頭をよぎる。
が、その考えはすぐに捨てた。
南海トラフ地震ならフェリーは出航できない。
無関係なら電車はじきに動く。
であれば車内で待つが吉。
焦る気持ちを堪えて待つこと20分。
各所の確認が終わり、電車は再始動した。
よかった……。
フェリーの最寄駅に到着。
自転車を急いで組み立てる。
海沿いの道をしばらく走って到着。
時間内に無事着いた……。
乗船手続きはオンラインで事前に完了済み。
窓口で乗船券だけ発行してもらう。
ターミナル2Fからクソ長い通路に渡り、延々と歩く。
いい加減キレそうになったころ、乗船口に到着。
係員の誘導で船内の階段下に自転車を置く。
ありがたやー。
自転車を置いたあとは部屋へ。
寝台Bのベッド部屋に荷物を置く。
その後は風呂で汗を流す。
一通り片付けたら腹が減ってきた。
コロナ禍が終わり軽食コーナーが復活したので、そちらを利用する。
賄いカレー安くてうっま。
食後、船外に出ると天の川が輝いていた。
しばらく空を見上げる。
船から眺める星空は、何度見ても飽きない。
が、風がキツ過ぎる。
寒さすら感じてきたので船内に戻った。
2日目
朝食後、受付で仙台港一時上陸の手続きを済ませる。
やっぱり仙台には寄らないとね。
昼過ぎまで船内シアターなどで時間を潰す。
と、仙台港に到着のアナウンスが。
自転車を持ち、人混みをかきわけて下船する。
アウトレットで買い物をしたり。
牛タンを食べたり。
いつものコースで仙台を楽しむ。
その後は少し足を伸ばして、ある場所へ。
RM427東京1900で泊まった快活クラブ。
当時のことを思い出して感慨に耽る。
楽しかったなぁ。
聖地巡礼の後はイオンで食材で買い出し。
今晩と翌朝用の飯を購入する。
のんびり買い物をしてたら時間がギリギリに。
慌ててフェリーに戻る。
束の間の仙台旅が終わった。
フェリーに帰還後、イオンで買った食品と酒で晩酌していたら神奈川で大きな地震とのニュース流れた。
まじか。
フェリーの通過時間や場所がちょっと違ったら。
そう思うとゾッとした。
宮崎地震とは関係ないらしい。
南海トラフ地震も構造上 伊豆を越えないらしく無関係とのこと。
それでもやはり、不安ではある。
モヤモヤした気持ちを抱えて就寝した。
(つづく)
船内には無料のお茶と水あり