デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

RM427東京1900のこと-1

スタート前

近所の駅から輪行
名古屋で新幹線に乗り換えて横浜に向かう。

移動はぷらっとこだま
何故か買えた。
のぞみは全席指定期間なのに。
ラッキー。

新幹線の荷物置きって横型袋でも収まるのね。 
エンドプロテクターつけたから縦置きするけど。

横浜駅で在来線に乗り換える。
新丸子駅で降りてホテルに到着。



5kmくらい離れた場所に半額のゲストハウスがあったが、迷った末に今回はスタート地点に近いホテルを予約。
土地勘ないのに集合場所から遠い場所はこわい。
それにギリギリまで寝ていたい。
結果、今回の旅で一番高いホテルになった。
絶対モト取ってやる……。

荷物を整理後、晩飯のため外出。
ラーメン屋に入る。 

サバラーメン。
味はともかく隣にずっと店員がいて居心地悪かった。
関東は店が狭くて田舎者にちと辛い。

飯屋の帰りがてらコンビニで買い出し。
翌朝の飯を買ってホテルに戻る。
天気や機器を確認して就寝した。

翌朝。

起床。
朝食をマッハで食べて出発。
外に出ると小雨が降っていた。うへぇ。
ただレインウェアが要らないぎりぎりの降雨量。
特に対策せずスタート地点に向かう。

到着。
道を間違えたせいでブリーフィングに間に合わず。
集合写真には滑り込みセーフ。
その後、スタート登録と車検を済ませる。
電子フォームの操作説明を受けていたらスタート時刻が到来。
緊張する暇もなくRM427東京1900が始まった。

 

スタート

川崎を出て東京に入る。
早朝なので車は比較的少ない。
が、信号が多くてなかなか進まない。
それに都内はなんだかんだで坂が多い。
都内はグロス15km/hちょいかなーと思いながら走る。


BRM501日本橋1000kmのスタート地点そばを通過。
当時のスタート前に起きたパンク祭りを思い出す。

都内を通過して千葉イン。
船橋の湾岸工業地帯を抜ける。
路肩に待機トラックが多くて走りにくい。
神経を尖らせて走った結果、非常に疲れた。

ようやくトラックゾーンを脱出。
次第に道が走りやすくなった。
ありがたやー。

房総半島を東に横切り形で突き進む。
しばらくしてPC1に到着した。

 

PC1

「かなり時間の余裕あるな」

レシートの印字時刻を見る。
今回はRMブルベ。
制限時間が通常のブルベより緩い。
グロス15km/hで走っても時間に余裕が出る。

「おつかれさまでーす」
「……おー! おつかれさまー」

昨年のBRM503中部10001kmを一緒に走った子が現れた。


参加するのは知っていたが、姿を見かけなかったので、もっと前を走っていると思っていた。
(受付後に車で寝ていて出遅れたらしい)

2人でPC1を出発。

コースは九十九里ビーチラインへ。
ストレスはないが見どころもない。
同じような景色がひたすら続く。
同行者がいてよかった。
一人だったらきっとヒマで寝ている。

「ちょっと休憩しようかー」

ようやく現れたコンビニで休憩を入れる。
ここで更に一人加わり3人パックになった。
皆この虚無区間を一人で走るのは辛いようだ。

3人で残りの虚無を黙々と走る。
いい加減うんざりした頃、前方に海と灯台が登場。
明るい闇がようやく終わり、PC2に到着した。

 

PC2

「これで合ってんのかな」

撮った写真を眺めながら考える。


灯台をブルベカードと撮影」

キューシートにはそう書かれている。
が、レンズの都合でどちらかがボケる。
これで証明になるのだろうか。

「まぁいいや」

考えたって正解はわからない。
ダメと言われたら潔くめっちゃゴネよう。
腹を括ってPC2を出発した。

銚子大橋を渡って利根川を通過。
国道124号をひたすら北上する。
車は多いが路側帯が広め。
ストレスはさほど感じない。

鹿島で国道124号→238号へ。
北浦にそってさらに北上する。
せっかくなので霞ヶ浦に行ってみたかったが、余計なことをしている暇はなし。
ルート通りに走り続ける。

「んー、なんかサイコンがぐらつくな」

マウントのボルトが緩んだか。
確認のためコンビニにピットイン。
マウントのボルトを締める。

パキッ。

ボルトは一生くるくる回るようになった。

やべぇ、地図端末なのにどうしよう。
とりあえず生きている方のボルトを締める。
グラつきは一応収まった。
どうやらマウント下にあるシフトワイヤーが支えてくれているっぽい。
とりあえずこのまま走り、道中でサイコンマウントを買うことにした。

走行再開。

鹿島以降ずっと飯屋を探していた。
が、店どころか家もまばら。
初日にして晩飯難民がちらつき始めた。
困ったなー、と思っていたら。

「あ、セイコーマートだ」

前方に北海道でよく見るオレンジ色が。
そういや茨城にもあるんだっけ。
この先に飯屋は当分なさそうなので、ここで晩飯を食べることにした。
本州のセコマにも興味があったしね。

豚丼だー」

皆ホットシェフの商品に興味津々。
自分は北海道旅行で見慣れててリアクションできず。
なんか生意気で申し訳ない……。

外に座って皆で晩飯を食べる。
知らない土地、珍しい店、同じ趣味の仲間。
めっちゃ楽しい。
気分はとても晴れやかだった。

コンビニでさらに1人加わり、走行再開。

日没後の田舎道をひたすら走る。
セコマで合流した人が前をガンガン引いてくれた。
PBPベストを着ているだけあってさすが豪脚。
聞けばブルベ歴はまだ3年にも満たないとの事。
すごい人がいたもんだ。

北関東自動車道と交差してさらに北上。
すると急に都会になった。
水戸の市街地に入ったらしい。
田舎脱出ー。

街灯やネオンに囲まれながらしばらく走る。
千波大橋を通過。

「自分の宿はこの辺りなので」

商店街前で皆と別れる。
自分以外はもっと北の宿を取ったらしい。
自分もそうするつもりだったがどこも満室で仕方なく水戸にした。笑

「おやすみー」

皆と別れて西に進む。
少し走ってホテルに到着。


渋い部屋。
着替えてまずはランドリーへ。
洗濯機と乾燥機はタダ。
ありがたやー。
洗濯中に大浴場でささっと汗を流す。
その後は翌日の準備をしつつ追い晩飯
大急ぎでやることを済ませて就寝した。

長い一日がようやく終わった。


(つづく)

 


輪行用につけたエンドプロテクターとディレーラーガード


右側のバッグをつけるとバーエンドミラーの視界を遮るため、北海道まではボトルケージを装着することにした(バッグはゆうパックで事前送付済み)