デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

RM427東京1900のこと-0



ゴールデンウィークに、RM427東京1900めざせ最東端納沙布岬に参加した。


RMはLes Randonneurs Mondiaux(LRM)が認定するRMブルべ。
1200km以上(PBPを除く)はLRMが認定するらしい。
(参考:Audax japan

2024年度の国内最長ブルベ。
自分の最長ブルベが1000kmなので、ほぼ倍。
無謀にも参加を決めた理由は2つ。

理由1:好きなコースだから

東北と北海道の海沿い走るコース。
自分は東北と北海道を走るのが好き。
特に北海道は毎夏走っているほど。
「ブルベがあるなら今年は春行きゃいいか」
そんなノリで出走を決めた。

理由2:計画が立てやすい

コース中の半分くらいはブルベや旅行で走行済み。
残りの半分も過去に車で行ったことがある。
既知のルートが多く走行計画が立てやすい。
また、DNF後の計画が立てやすいのも大きなポイント。
今回はゴール後の足として中標津空港からの飛行機を予約した。
普段ならDNF後のキャンセル料に怯えて予約を尻ごみする。
が、今回は問題なし。
どこでDNFしてもそのまま旅行として北海道に行ける。
(DNF後に北海道へ行く方法)
 ・関東 → 大洗からさんふらわぁ
 ・大洗以北〜宮城 → 仙台から太平洋フェリー
 ・宮城以北〜八戸 → 八戸からシルバーフェリー
 ・八戸以北 → 新幹線or青函/津軽海峡フェリー

飛行機代が無駄にならないため心理的ハードルが低かった。

年齢的にこんな超長距離あと何回挑戦できるか分からない。
ましてやこんな好条件そうそうあるもんじゃない。
そう考えてエントリーを決めた。

 

準備

そうと決まれば早速準備。
普段はノリだけで走るが1900kmをノリで走ったら死んでしまう。
今回はさすがに走行計画を立てた。

なお先に言うと、この計画は3日で破綻した。

走行計画を立てたので、次は寝床の確保
普段のブルベでホテルは利用しない。
お高いから。
しかし今回の制限時間は190時間
約8日間すべて野宿や快活は無理。

体力回復が追いつかない。
素直にホテルを予約した。
……とはいえ。
全日ホテル泊も無理。経済的に死ぬ。
快活クラブがある地域はそちらを利用し、ホテル泊は最小限にとどめた。
また、青森→函館移動は新幹線も可能だったがフェリーにして船内で仮眠することで宿代を節約した。

快活クラブ利用は節約以外の目的もある。
1900kmも走ればトラブルは必ず起きる。
ホテルはチェックイン時間に制約があるが、快活クラブなら予約不要、24時間入店可能、好きな時間に出ていけるため予定変更に対応しやすい。
自分は走りにムラしかないため、その点でも快活クラブ宿泊日は必須だった。


寝床の次は道具

まず、VOLT800NEOとバッテリーを買った。

理由は「充電」。
今回は宿の3時間以下にはならないように計画している。
が、もしトラブルなどで3時間以下になるとライト充電時間が足りなくなる。
そして頭をよぎったトラブルは大体起きる。
VOLT800NEOは駆動時間にしては充電時間が早め。
それにバッテリーが交換可能。
これなら色んな事態に対応しやすい。
諸々のメリットを考えて購入に踏み切った。

VOLT400は単なる衝動買い。
衝撃の激安中古があったのでゲットした。

用途は「バッテリーホルダー兼ヘッデン」。
BA-3.4(交換バッテリー)は交換するまでただの重り。
それをVOLT400につけてヘッデンとして使えるようにした。
乾電池式ヘッデンも不要となり一石二鳥。

また、モバイルバッテリーも新調した。

理由は前に使っていた物を旅行先で紛失したから。笑
新しいバッテリーは高速充電対応。
20000mAhが3時間で満充電になる。

これならトラブルで宿滞在が3時間となってもモバイルバッテリーだけ充電しとけば日中に全機器を充電できる。
ただ、急速充電には65W充電器が必要なため、そちらも調達した。
(道具類は後日記事を書く予定)



最後に装備チェック

1900kmで使うウェアや装備でブルベに参加し、フレーム、ホイール、タイヤ、チューブ、サドル、バッグ、収納レイアウトなどをあれこれいじってテスト。
走行や収納にベストな組み合わせを探った。

そんな感じで過去にないほど念入りに準備して、本番に臨んだのでした。

準備の様子だけでめっちゃ長くなったので、本番の様子についてはまた後日。


(つづく)