デブとブルベとロングライド

デブが走ったブルベとロングライドの記録

BRM1105近畿600kmのこと-1

 

BRM1105近畿600km米原に参加した。
2023年度、一発目の参加ブルベ。
(ブルベは〜10月で年度が変わる)

レッツレポート。

スタート

駐車場に車を乗り捨てて米原駅に到着。
ブリーフィングと車検を受ける。


5時を待って出発。
BRM1105近畿600kmが始まった。

北陸本線の東側を北上して国道8号へ。
そこから更に北へ進み、木之本イン。
ビワイチルートで賤ヶ岳を上る。


前回走ったブルベのコースを抜けて福井イン。
敦賀駅の手前で国道8号を離れ、今庄方面へ。


木ノ芽峠トンネル通過。
国道365号をシャーっと下る。
朝から立て続けに峠越えでちょっとしんどい。

途中、信号待ちをしていると、ワゴンの運転手に「何kmブルベ?」と声をかけられた。
さすが今庄、ブルベコースになりすぎて地元民がブルベの概要を理解しとる。

日野川に沿って更に北上。
途中で国道8号に再合流。
が、すぐに離れて一乗谷方面へ。

道の両端に遺跡が立ち並ぶ。
過去にブルベで走った時は真っ暗だった。
昼間はこんな感じなのね。


足羽根川に到着。
川沿いを東に進む。

美山を通過。
新丁トンネルを抜けて町に下り、PC1に到着した。

 

PC1

通過時刻証明の時計台パシャ。


そろそろ昼時。
飯が食いたい。
というか越前そばが食いたい。
自分は大の越前そば好き。
今回は越前そばが食いたくて参加した部分が大きい。

走りながらめぼしい店を探す。
が、なかなか見つからない。
選り好みしているうちに下荒井隧道を抜けてしまった。

うーん困った。

このまま進むと峠道に入る。
飯を食わないまま行くのは危険だ。
とにかく何か食べないと。

スマホを取り出して店を探す。
と、コースアウトした先にそば屋を発見。
もう、ここでいいか。

自転車を走らせて到着。
カウンターに腰をかけてそばとソースカツ丼のセットを注文する。


ぺろっと食べてしまった。

ちょっとボリューム不足だったので道向かいのそば屋をハシゴしようとしたが行列で入れず。
仕方ないのでコースに戻ったのち薬局でアンパンを購入した。

補給終了。

覚悟を決めてレッツ峠。
特に見るものもない山道をひたすら上る。
強風。食後の眠気。
結構しんどい。
昼飯で時間を食ったこともありかなりダレてきた。

「しんどいですよねー」

後ろからの声に振り返ると、そこにはBRM326名古屋300kmで強風のなかガンガン牽いてくれた神がおわした。

「足にキますねー」

合流して二人で坂を上った。
その後、前を走っていた他の神々とも合流。
皆で走ってピークの休憩所に到着。

皆で走ると峠道でも楽しいね。

休憩後、坂を下って白山イン。
国道157号を直走って街を抜け、コースは夕暮れ時の日本海へ。

途中のローカル飯屋「すしべん」で腹ごしらえ。
すし屋なのに誰もすしを頼まないという痛ましい事件が発生した。



うまい。あったかい。

補給を済ませて更に北上。
日が沈むと気温がグッと下がった。
やっぱ北陸の寒さは一味違う。

皆のペースが上がる。
ついていくのがやっと。
でも絶対千切れない。
こんな暗がりで一人になったら泣く。


置いていかれないように必死でペダルを回し続ける。
そうこうしていたら、いつの間にかPC2に到着した。

 

PC2、PC3

道の駅のと千里浜に到着。
待っていたスタッフの方に有人チェックのサインをもらう。

ホット午後ティーをがぶ飲みして走行再開。

中能登町を抜けて七尾駅そばを通過。
PC3で補給後、半島の東に出て海沿いを富山方面に下る。

「僕らはホテルを予約してるけど、うし君は?」
「快活で仮眠予定なので先に進みます」

皆さんとはここでお別れ。
一緒に走ってくれてありがとう。
めっちゃ楽しかったです。

夜の富山湾を一人でダラダラと走り続ける。

めっちゃくちゃ寒い。
疲労もピーク。
色々合わさって眠気が半端ない。
快活まで持たないかも。

そんな事を考えていたら氷見に到着。

人気のない商店街でモニュメントを撮りまくる。
もはや完全に不審者だ。

藤子不二雄Aゾーンを抜けてしばらく走る。
マジで眠い。
もうその辺で寝っ転がったろかと思い始めたころ、通過チェックの雨晴海岸に到着した。

 

通過チェック


通過証明の写真パシャ。



海沿い。強風。
くっそ寒い。

「館内に入りてぇなぁ」

時刻は深夜。
開いてる訳がな……開いた。
ドアが開いた。
マジかよ。

おそるおそる入館。

誰もいない。
本当に入っていいのかしら。
セコムしてないんですか。
色々考える。
が、最後は眠気が勝利。
イスの上に倒れ込んで30分ほど仮眠した。


30分後。

めっちゃスッキリ。
軽快な足取りで走行再開。

小矢部川を渡り、新高岡駅前を通過。
しばらく南に下ったのちコースアウト。
西に進むと、あった。



快活クラブ高岡戸出店。
仮眠場所に無事到着した。


(つづく)


尻が痛いという自分の気持ちを表したかのような銅像が休憩所にあった