RM427東京1900のこと-8
8日目 釧路
起床。退店。
快活の向かいにあるすき家で朝食。
その後出発。
残りは200km弱。
ゴールクローズは翌朝。
トラブらない限り時間内にゴールできるだろう。
昨日走った道を戻って釧路駅に出る。
記念撮影パシャ。

ついでに以前撮りこぼしたモニュメントも撮る。

COOLって書いちゃうところがCOOLじゃなくてサイコー。
弊舞橋を渡って東へ走る。
と、坂道が登場。
朝からヒルクライムしんどいな。
過去に訪れた際は国道44号を走った。
道道(釧路環状線)を通るとこんな感じなのね。
環状線から根室浜中釧路線に移り、更に東走。
さっきから上りっぱなし。
そろそろしんどくなってきた。
と思ったらピークに到着。
坂を一気に駆け降りる。
喜びも束の間、再び上り坂が現れた。
うそやん。
ひぃひぃと坂を上って国道44号に合流。
そのまま更に坂を上る。
と、今度は長ーい下りが。
ありがたやー。
途中の展望台で景色を眺めたりしながら先へ進む。
厚岸町イン。
以前寄った霧多布方面に行きたかったが、ちと遠い。
断腸の思いで国道をそのまま走り続ける。
霧多布岬、景色いいんだよなぁ。
行きたかった。
厚真町の中心地を抜けると再び上り坂が。
ちょっと待って、ここってこんなに坂あったっけ。
記憶に残ってないんだけど。
自分の記憶力のなさを棚に上げてふてくされる。
坂道が終わって茶内イン。
コンビニがあったので休憩を取る。
今日も暴風。
風は相変わらずクソ冷たい。
集落を出ればまた休憩場所のない道が続く。
休める時に休みたい。
イートインで軽く寝たのち走行再開。
茶内を抜けて根室市イン。

最後の町。
気が引き締まる。
下り基調の道をハイペースで走り、厚床イン。
道の駅でトイレ休憩を挟んで更に坂を下る。
風蓮湖や春国岱が見えた。
きれいだなぁ。
温根沼大橋を通過して少し走る。
と、根室ICに到着。
市街地の入り口だ。
時刻は16時30分。
なんとか日没に間に合った。
ここで一旦でコースアウト。
今晩泊まるライダーハウスに向かう。
チェックイン受付は17時まで。
手続き方法は直接訪問のみ。
感動より宿の確保が先。
寝床確保、完了。
コースアウトした地点まで来た道を逆走する。
「あれ?」
ライダーハウス近くのコンビニに多数の参加者が。
そういやここが最終ゴールだっけか。
みんな充実感に溢れた顔をしている。
その中に青森でタイヤを渡した人の姿があった。
伊達以降は会えなかったけど無事ゴールできたようだ。
良かったなぁ。
コースに戻って走行再開。
国道の北側にのびる根室半島線を走る。
根室は市街地もアップダウンがきつい。
チェックインスプリントした疲れ(マジで時間ギリだった)もあったので休憩を入れる。
「……あれ、お疲れさまでーす」
昨晩、釧路まで一緒に走った2人組が。
茶内のコンビニで入れ違いに出ていく姿を見たため、もっと前にいると思っていた。
途中で仮眠していたらしく、その間に追い抜いたらしい。
合流して3人で走行再開。
コンビニを出て少し走ると、家はほとんどなくなった。

根室半島は海岸段丘。
山がない。
それに市街地より岬の方が標高が低い。
小さなアップダウンはあるがめちゃ走りやすい。
もう足を残す必要はないため力任せにガンガン走る。

穏やかな海。沈む太陽。風の音。
1900km走った果ての静寂。
なんともいえない感情が胸の中を去来する。
人生であと何回こんな感情に巡り会えるんだろう。
トーサムポロ沼を通過すると小さな集落が現れた。
ゴールまであと少し。
ペダルを踏む足に力が入る。
そびえ立つオーロラタワーの前を通過。
緩やかなカーブを曲がる。
そして。

18時42分。
納沙布岬に到着した。
(つづく)
