前回同様、コースがBRM104近畿400kmとほぼ被っていることから、特に書くことがないんですが、誰かの参考になるかもしれないのでレッツレポート。
BRM209近畿300km
5時起床。
スタート地点の藍場浜公園は宿泊先から5分でつく距離なので、ギリギリまでしっかり寝た。
(スタート地点からの近さだけで選んだ宿だったけど、「PAQ徳島」は駅近で設備コスパ接客◎と素晴らしいゲストハウスでした)
いつもどおり車検を終えてスタート。
あまり気せず走ることにする。
宍喰温泉や東洋町を走り抜け、海沿いに国道55号をひた走り、昼頃にようやくPC2に到着。
コンビニではなかったが建屋の中に入ると小さな売店があったので、手作りのおにぎりを買う。
ほんのり温かくておいしい。
少し走って室戸岬で写真を撮り、PC3を目指す。
コースの折り返し地点でもあるPC3へ向かっていると、先行していた参加者たちが続々と折り返して反対車線を走ってくる。
夜じゃないのでベルではなく軽い会釈であいさつを交わす。
そうこうしてるうちに自分もPC3に到着。
PC2にあまり食料が売っていなかったので、ここで改めて昼食を取る。
初めてブルベで牛丼を食べたけど、幸福感がすごかった。
食後のプロテインを一気に飲み干し、PC4に向けて出発。
とはいえ距離が30kmもないため、1時間ちょっとで到着。
さすがにご飯はもう入らないのでアイスだけ食べる。
その後、しばらく走って宍喰温泉等を通過し、最後のPC5に到着。
時間に余裕があったので多めに弁当を食べ、それから防寒着に着替える。
往路の阿南はかなり寒かったし、復路では日も沈んでいる。
道中、着替えられるような場所もないので、ここでしっかり体制を整えた。
薬王寺を通過し、いよいよ阿南へ。
やはり寒いものの事前対策のおかげで苦にならない。
ただ、ひとつ想定外の事態が。
野犬登場。
坂の上に、わかりやすいシルエット。
夜のソロ登坂で野犬はきつい。
本当に泣きたかった。
シルエットが道路わきの茂みに消え、怖さが一層増す。
突然飛び出して来たらどうしよう、間違いなく落車する。(そして襲われる)
1分ぐらい悩み、答えを出す。
「行く。襲われたらその時考える」
気合100パーのダンシングで野犬がいた場所まで一気に駆け上がる。
犬が消えた辺りの茂みをチラ見。
いた。目が合った。
間違いなく犬。
……白くてかわいいレトリバー。
どっと力が抜けた。(それでも温厚か凶暴か判断できないため、速度を落とさず走り抜ける)
幸い犬は追いも吠えもせず、無事通過。
あー怖かった。
一度芽生えた恐怖はなかなか消えず、野生生物を警戒しながら走ったため、小松島に抜けるころにはすっかり消耗しきっていた。
ゴールまで休憩しないつもりだったけど、コンビニでコーヒーを飲んで気持ちを落ち着かせる。
気を取り直してゴールを目指す。
がんばれば16時間にゴールできそうだったので、それを目標に据える。
……信号ェ。
往路同様、信号につかまりまくる。
16時間が迫る。信号は赤。
じりじりと焦る気持ちを抱えながら、ゴール。
タイムは16時間10分。
うーん残念。
でも信号無視してタイム縮めても自慢にならないし、今回はこれでいい。
その後はネットカフェでシャワー&仮眠。
徳島港でフェリーに乗って和歌山に戻りました。
(FTで輪行準備してたら巡回パトカーが止まって、車内から警官が鬼みたいな顔してこっち見てた。なんかあった?)
長いようで短かった2日間500km。
どちらも無事完走で、SRまであと600kmを残すのみ。
今度はどこを走ろうかな。
(おわり)
文体いまだ定まらず。