D-604が納車された。
そして一旦返すことになった。
理由はディスクブレーキ。
完成車外し品のTPR SPYRE-Cを店から譲っていただき、ローターは店の勧めでRT-MT800にしたんだけど、それがダメだったみたいで。
TRP SPYREのブレーキパッドはワイドタイプ。
RT-MT800はナロータイプ。
ワイドパッドxナローローターは互換性がない。
なのに店が互換性を疑わずに勧めちゃったんだと。
店長SPYREユーザーなのにマジか。
事の発端は近所の店。
納車直後にSPYREと互換性のあるシマノのブレーキパッド「B01S」を買いに行ったところ、店員から「そのローターと互換性ないけど大丈夫?」と心配された。
んなまさか。
そう思いながらパーツカタログを確認する。
うーん、確かにそう書いてある。
リペアパーツ シマノ純正工具→キャリパーとパッド・ローターの一覧表「注意」より引用。
「干渉するため互換性がありません」の記載あり。
(https://set.shimano.co.jp/bc_catalog/)
互換性のことを忘れて売ったのか。
実用上問題ないのか。
これは確認せねばなるまい。
さっそく購入店に電話。
店長は不在らしく別の店員が出た。
「互換性ないけど大丈夫?」
「店長が組んだから問題なし」
……理由になってねぇし。
そう思ったので系列全店への一斉メールで再度質問。
(問い合わせフォームがそんな仕様と知らずに起きた悲しい事故)
そしたら店長から「互換性を疑わずに勧めた。自分のミスです。申し訳ございません。一旦引き取ったうえ今後の対応を相談させてください」との土下座メールが。
いやこっちこそ絨毯爆撃しちゃってすみません。
店長に恥をかかせるつもりは無かったんです。
最初に対応した店員を責めてください。
(独断で回答したうえ報告してなかったらしい。なんじゃそれ)
思えば、自分の対応も良くなかった。
プロの選択に口を挟んじゃいかんと思って意見を言わなかったし、よく調べなかった。
ディスクローター: FR:160mm, RR:140mm
MTBのローターと言ってた気がする。ディスクブレーキは詳しくないし安全に関わる装備なので店の勧めに従った。
見積書の雑さを指摘しなかったのもよくなかった。
正式名称で書いてもらっていれば納車前に確認して気付けたかもしれない。
(ホイールも記述の雑さが故に一悶着あったがそれは別の話)
自分の買い物なんだから、自分がしっかりしなくてはいけなかった。
パーツをいただいたり格安で売ってもらったことで、小さな疑問や不満を口に出すことをためらった結果、お互い不幸になってしまった。
大反省である。
これからは空気を読まずにバンバン言う。
正直、さらっと終わらせたかったんだけど、相手が重く受け止めているので(安全性に関わる部品でミスしたので正しい姿勢だと思う)提案を受け入れて一旦返すことにした。
一番悲しいのは大晦日のブルベをD-604で走れなくなったことかなー。
とりあえず僕がD-604に乗れるのはまだ先になりそうです。とほほ。
(おわり……であってほしい)
納車直後に浮かれて撮った写真。この時はまさかこんな事になるとは夢にも思わず……
(補足)
このブログは店を責めるために書いたのではありません。
TRP SPYREを検討している人が同じ事例で困らぬように情報展開を目的として書いています。
思い込みは誰でもあるし、素直な謝罪と誠意ある対応をしてもらっているのでデケぇ不満はありません。
(電話での回答は0点なので改善してもらいますが)