5日目
夜中に降った雨は一応上がり、ギリギリの曇天。
でも1時間後には降るらしい。
さっさと出発するが吉。
荷物を手早くまとめてライハを出た。
3分走って西帯広駅に到着。
近いと便利だね。
雨が降り始めたため急いで輪行準備をする。
30分ほど待って電車が到着。
夏休みなのに高校生がめちゃ乗ってくる。
と思ったが北海道は夏休みが短かいんだっけか。
その高校生たちも学校のある駅で降りて行った。
なんだか寂しい。
一人になった電車で芽室駅に到着。
一旦降りて特急に乗りかえる。
2日前に苦労して走った樹海をあっさり通過。
文明の力は偉大だ。
電車に揺られて南千歳駅に到着。
元々の予定では道東に向かうつもりだった。
が、帯広到着が遅れたうえに道東は雨予報。
無理に訪れても楽しめなさそうなので、日程を短縮して明日愛知に帰ることにした。
今晩は室蘭の親戚宅に泊まる予定。
ただ、電車で室蘭へ向かうとお金がもったいない。
そこで千歳からは自走することにした。
自転車を組み立てて出発。
まずは新千歳空港へ。
やっぱり北海道に来たら寄っておきたい。
さすがアフターコロナ。
空港はびっくりするほど混雑している。
飲食店は激混み。
ソフトで有名なきのと屋なども長蛇の列。
さすがに時間がもったいないので、飲食は諦めて諦めて土産だけ購入して空港を後にした。
空港を離れてまっすぐ南下。
しばらく走って苫小牧イン。
街中を抜けてそのまま国道235号へ。
国道235号は海沿いの直線平坦路。
防風林はなく建物も少ない。
当然、風をもろに受ける。
今は台風が近いためもちろん強風。
潮風が舞って前方が霧のようになっている。
目がやられないようにアイウェアを装着する。
室蘭方向の道沿いにはコンビニがほとんどない。
休む場所がないのでひたすら走る。
2時間ほど走るとゆるい峠が登場。
のんびり上ってピークを越え、登別イン。
寄り道して鬼パシャ。
駅前には外国人観光客が歩いていた。
客足は順調に回復しつつあるようだ。
よかった。
しばらく進んで鷲別を通過。
クジラ半島を眺めながらトンネルをくぐり室蘭イン。
室蘭のここらの景色、 好きだなぁ。
トンネル出口で国道37号に乗り換え、輪西方面へ進む。
車が減った道をさらに進み、 到着。
親戚宅の最寄りの本輪西駅。
用はないけどなぜか毎回寄ってしまう。
その後はコンビニで酒を買って親せき宅に到着。
風呂で潮風を洗い流している間に洗濯し、その後はテントを干したり、充電したり。
あわただしく過ごす。
落ち着いたところでビールを開けて乾杯し、 親戚と1年ぶりの再会を楽しんだ。
（つづく）
室蘭の汐見トンネル手前の風景。天気がいいとめっちゃキレイなんだけど、この日は潮風で霞んでしまった
