BRM1103近畿600km米原に参加した。
昨年も参加したブルベ。
コースもほぼ一緒。
「一度走ったコースだし気候も良いし楽勝だぜ!」
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
2度目の米原600、レッツスタート。
スタート前
出走日を一日間違えていた。
SNSを見て気づく。
大慌てで帰宅&パッキング。
同時進行で前日失踪した財布も捜索する。
見つからなかったらもちろんDNS。
血まなこになって探す。
全てが片づいたのは21時過ぎだった。
30分だけ寝てから移動開始。
彦根の快活クラブで改めて就寝。
が、移動時にコーヒーを飲んだせいで寝つけず。
3時間ずっと目を閉じてただけ。
諦めて店を出た。
市営駐車場に車を置いて米原駅に到着。
うーん眠い。
受付を済ませ、その後はブリーフィング。
一通り終わったのでサイコン準備……のはずが。
etrexにGPXデータが入ってない。
地図端末がいきなり文鎮と化した。つら。
さいわいRider750SEのGPXデータは無事。
しゃーないのでこちらの地図で走ることにした。
テンパっていたらスタート時刻が到来。
ブルベカードを受け取り出発。
ドタバタのなかBRM1103近畿600kmが始まった。
日の出前の真っ暗な米原を北上する。
気温12度。
霧で視界が悪い。
危険なので小集団にくっついて走る。
が、賤ヶ岳でボトルが落下。
拾う間に集団は霧の彼方に消えていった。
悲しい。
賤ヶ岳を通過。
道の駅あぢかまをパス。
峠に差し掛かる。
と、霧がだんだん霧雨に。
ただ本降りの気配はなし。
レインウェアなしで様子を見る。
新道野越をこえて福井イン。
急勾配。交通量。轍。
通常時でも怖いのに今回は霧雨も追加。
危険度がカンストしている。
いつも以上に慎重に下る。
背中から車のわがままクラクションが。
ボトルを投げつけたい衝動に駆られる。
が、空を飛んだのはボトルでなくetrexだった。
悪路でマウントが外れて強制発射。
ストラップのおかげで何とか助かった。
あっぶねぇ……。
峠を下り切って市街地イン。
霧が晴れて視界が開けた。
あー怖かった。
しばらく市街地を走る。
それが終わると、また峠。
もうええて。
木の芽トンネルを抜けて今庄イン。
出発から12度前後が続いていたが気温が上昇。
着替えのためコンビニに立ち寄る。
ついでに補給食も補充した。
四十肩の痛みでポケットに手が回らないのでボトルに詰め込む。
ツール缶じゃないのは気温がわからなかったから。
夏の暑さを引きずってか半袖で過ごせるような日が続いていた。
これなら万一ダブルボトルが必要になっても対応できる。
走行再開。
一乗谷の朝倉氏遺跡を走り抜ける。
地味な上り。
向かい風。
じりじりとしたストレスの中でペダルを回す。
気温が低くないことだけが唯一の救い。
なんとか耐え切ってPC1の結ステーションに到着。
通過証明の写真パシャ。
時刻はちょうど昼飯時。
昨年は店選びで時間を溶かしてしまった。
ここでのロスは仮眠時間の減少に直結する。
今回は出発前のドタバタで寝ていない。
仮眠が減るのは絶対に避けなくてはならない。
てな訳で今年は結ステーション近くの食堂にイン。
地獄は今年もここから始まった。
(つづく)
失踪した財布。小さいうえ地味なので一度見失うと見つからないのよねぇ……。